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≪旅スマ2対談≫

第九回『2013年を振り返って』

〜株式会社旅行新聞新社・代表取締役石井貞徳氏と
          トラベルキャスター&旅スマ津田令子〜

株式会社旅行新聞新社内にて
株式会社旅行新聞新社内にて

津田  2013年を振り返りやはり一番印象に残る出来事はなんでしょうか
石井  そうですね。出雲大社、伊勢神宮の節目でした。観光業界全体が活気づいたのではないでしょうか。しかし私は富士山が世界遺産になったことが一番ですね
津田  観光業界といえば、九州のななつ星や東北ではあまちゃんブームと盛りだくさんでした。一時のブームに終わらず、これからも惹きつけるための重要性とはなんでしょうか
石井  情報発信だと思います。一般だけではなく、一歩奥に入った、つまり地元の人からの生の情報を伝えること。それにより情報に深みと説得力がでるんです。
津田  動態情報を発信するということですか
石井  そうです。情報を伝えるということは、地元を愛する気持ち、もしくはその土地を好きだという気持ちが根底にないと、何も見いだせない。生きた情報にならないのです。いま”ゆるキャラ”がいろんなところで生まれています。それで地域活性化もいいのです。ですが頼りすぎてもいけない。真の地域活性化に真剣に取組むことができない可能性がある。”ゆるキャラ”や”B級グルメ”=観光ではなく、あくまでも観光を盛り上げる一つの手段でしかないのです。
津田  それから和食が無形文化遺産に登録されましたよね。
石井  喜ばしいことですね。ファーストフードが浸透している今こそ和食の神髄が解るのではないでしょうか。今の子供たちは、いわゆるジャンクフードが大好きですよね。和食は素材を生かし、スローフードです。そのことを発信できるのは旅館です。お箸の持ち方から食事のマナーを家族内だけではなく外からも学んでほしい。日本文化を継承していくのは旅館の使命ではないかと思っています。もちろん、旅館だけではなく一人ひとりが日本文化、伝統、作法を継承していく必要があり、教える、学ぶ環境の中で絆がより深まり本物志向になっていく。6年後の東京オリンピックを控え、世界が日本を注目している。お客さまを迎える立場にいる私たちこそ、観光業界だけではなく一般も含め日本の素晴らしさを改めて学び、発信していかなければならないと考えています。




※この旅スマ2対談は毎月21日に更新される予定です

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