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≪旅スマ2対談≫ 散策編

第11回『職人と女将サミットと・・・』
 

〜株式会社旅行新聞新社・代表取締役石井貞徳氏と
          トラベルキャスター&旅スマ津田令子〜

天扶良・福島のご主人(真中)とママさん(右)と石井社長
天扶良・福島のご主人(真中)とママさん(右)と石井社長

 今回の会場は天ぷら一筋35年の御主人とママさんが温かく迎えてくれる、六本木にある天扶良「福島」である。天扶良の老舗日本橋「稲ぎく」に修業したのち開店。伝統稲ぎくの釜鍋をそのまま受継ぎ使用しているため、からっとした江戸前天扶良を頂ける。静かに淡々と、お箸の進み具合で生きた天扶良が目の前に出される。絶妙なタイミング。話の途切れにぱくっと頂く。さくっと衣の音がし、あつい、素材の甘味が広がり、うまい、と思わず唸る。また話に花が咲くのである。六本木と東京でも繁華街の中にある。有名な芸能人も通う、言わずと知れた名店である。
「名店に逸話あり。こういう地道に伝統を守り続けるところが生き残れるか命運をわけるんですよ」と石井社長。
今回石井社長が力を入れているのが、主催・旅行新聞新社、第27回「全国女将サミット」鳥羽で開催することである。鳥羽を日本中にPRしたいと、(鳥羽あこや会中心)今年7月5日に、三重県鳥羽市の鳥羽シーサイドホテルで第27回全国旅館おかみの集い(全国女将サミット)が開かれる。運営委員長は第8回全国女将サミットでも委員長を務めた中かほる女将(伊勢志摩・旅荘 海の蝶)で、大会テーマは「今を活きる女将、心のふるさとに集合〜日本の伝統文化は旅館(ここ)にあり〜」とした。
「日本には、あ、うんの呼吸があると言われている。その人が望むことを言われる前に叶えるということ。よく長年の夫婦が言われているが、旅館の中居さんにも通ずるところがある。お客様の望む、押しつけがましくなく、かゆいところに手が届くおもてなしをする。それこそ旅館に泊まる醍醐味ではないでしょうか」と、日本独特の旅館文化。サービスではなく、おもてなしをどこまで相手に届けられるか。厳しい経済のなか、どのお店もそれぞれのプライドと誇りをかけて営み、時にはお客様に挑戦をしているのかもしれない。本物が解るのかと。選ぶ方の素質も試されるのである。これぞ名店に通う、我々の醍醐味であり試練ではないだろうか。


★今回の対談会場は・・・

天扶良・福島
天扶良コース5000円(税抜)
ランチ 11:30〜14:00
ディナー 17:00〜23:00(祭日のみ17:00〜22:00)
定休日 日曜日、年末年始
所在地 港区六本木4−10−12 狸ビルB1
電話 03−3403−5507
アクセス 地下鉄日比谷線「六本木駅」徒歩2分


★近くには・・・

① 東京ミッドタウン
あたらしい価値と出逢える、「都市機能のコラボレーション」という発想。働くこと。住まうこと。遊ぶこと。憩うこと。この街はそのすべてが一体となった複合都市。オフィス、ホテル、公園、美術館といった施設はそれぞれが高い機能性を備えているのはもちろん、互いを受け入れあい、刺激しあい、結びつくことで、何かが生まれる。この多様な機能(Diversity)によるシナジーこそ、この街の顔として存在する。

所在地 港区赤坂9−7−1
電話 03−3475−3100(コールセンター10時〜21時) 
アクセス 地下鉄をご利用の場合、都営大江戸線「六本木駅」8番出口より直結
東京メトロ日比谷線「六本木駅」より地下通路にて直結
※ 日比谷線「六本木駅」より車椅子にてお越しの場合、4a出口より地上から。
東京メトロ千代田線「乃木坂駅」3番出口より徒歩約3分
東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」1番出口より徒歩約10分


② 六本木ヒルズ
六本木ヒルズは、参加する街。住む人も、働く人も、集う人も、その全員が六本木ヒルズに参加したくさんの人々が対話を交わす。新しい美術やクリエイティブな食事から、現代社会の抱える困難な課題まで、様々な考え方に触れ、様々な体験を楽しみ、そこに参加することで一人ひとりが考え、変化し、そこから未来をつくっていくようなアイディアが生まれ未来へのビジョンが生まれる…。そんな街を、コンセプトした。
所在地〒106-6108 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 2F
電話 03−6406−6000(総合案内10時〜21時)
アクセス
東京メトロ 日比谷線「六本木駅」1C出口 徒歩0分(コンコースにて直結)
都営地下鉄 大江戸線「六本木駅」3出口 徒歩4分
都営地下鉄 大江戸線「麻布十番駅」7出口 徒歩5分
東京メトロ 南北線「麻布十番駅」4出口 徒歩8分
東京メトロ 千代田線「乃木坂」5出口 徒歩10分

※この旅スマ2対談は年に数回更新される予定です




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