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≪旅スマ2対談 散策編≫

 
第十九回『日常の尊さを改めて知る』

〜株式会社旅行新聞新社・代表取締役石井貞徳氏と
         トラベルキャスター&旅スマ津田令子〜


 陽光が差し広々とした店内には、密とは皆無な空間がある。目白椿山荘に隣接する『オトノハカフェ』にお邪魔した。テーブル席には目の前にクリアパーテーションがあり、隣の席ともソーシャルディスタンスが保たれている。食事時間も90分制と長居はできない。その徹底さに安心感が増す。人気のオトノハ人参ミックスジュースを頂きながら石井社長は語りだした。
「コロナ禍は今も続いています。収束には時間が係るでしょう。普段の生活も一変しコロナ時代に合せ対応しなければなりません。再度自粛要請が出されているため(2021年5月現在)、観光業界はじめ飲食・サービス業界は大打撃です。とくに旅行会社は相次ぐキャンセルで希望が見えない状態です。今はだれも、安心して旅に出かけようという気分になれないでしょう。県をまたいでの往来は逆に迷惑になりますからね。非日常を楽しめず、気分が晴れません。その中で生活していくわけですからストレスが溜まりがちです、こんな時だからこそ前向きに夢や希望を抱いて過ごしたいですよね。
 私は戦後生まれで当時のことは話しを聞いただけですが多くの人が亡くなり、失い日本全体が絶望感や虚無感に包まれていたそうです。しかし、その中でも前向きに生きてきた人たちがいました。さまざまな人がそれぞれのやり方で今を繋いできました。私たちもこれからを繋いでいきます。自分に何ができるのか、できることをしながら、希望を抱いていたいですね。
 この人参ジュースも多くの人が関わって、私のところにあります。一人一人の努力があって美味しく飲めるのです。この当たり前のことが、当たり前にあることに感動します。小さな当たり前の幸せに気づかせてくれたのはコロナ禍だからでしょう。今を大切にしていきたいです」と、語った。

※取材はソーシャルディスタンスを遵守しています

●今回の会場紹介

オトノハカフェ

ランチ:1,500円~
カフェ問合せ:03-3942-1077(休業日を除く 9:30~15:00)
住所:〒112-0014東京都文京区関口2-11-31
定休日:毎週月曜日(但し月曜日が祝日の場合は翌火曜日)
営業時間:デイタイム9:30-15:00 [LAST ORDER 14:30]
     テイクアウト11:00-19:00 [1/8~]
アクセス:JR「目白駅」⇒都営バス(白61)「椿山荘前」下車
     東京メトロ有楽町線「江戸川駅」(出口1a)

●近くには・・・

① 東京カテドラル聖マリア大聖堂
住所:東京都文京区関口3丁目16-15
アクセス:JR「目白駅」⇒都営バス(白61)「椿山荘前」下車
     東京メトロ有楽町線「江戸川駅」(出口1a)徒歩10分
営業時間:9:00~17:00

② 椿山荘の庭園
住所:東京都文京区関口2-10-8
電話:03-3943-1111(代表)
開園時間:午前9時~午後10時
休園日:無休
入園料:庭園の見学は無料(各施設は別途料金)




※この旅スマ2対談は年に数回更新される予定です

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