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群馬県 磯部温泉

 磯部温泉は、明治の児童文学者・巌谷小波が「竹の春 雀千代ふる お宿かな」と詠んだことから、磯部温泉は舌切雀伝説発祥の地と言われている。
 また温泉記号発祥の地でもある。万治4(1661)年、付近の農民の土地争いに対して幕府から出された評決文『上野国碓氷郡上磯部村と中野谷村就野論裁断之覚』の添付絵図に磯部温泉を記した温泉マークがふたつ描かれいた。(足湯脇の説明板より)温泉マークが描かれた石碑がある。
 碓氷川にかかる愛妻橋・鉱泉橋から妙義山を展望でき、中山道を往来する旅人たちの癒しの地である磯部温泉は、萩原朔太郎、北原白秋、室生犀星など多くの文豪たちが訪れた。磯部公園内に文学碑が建てられている。


 磯部温泉の中でも舌切雀の民話をロボットと映像で楽しませてくれる「舌切雀のお宿 磯部ガーデン」さんにお邪魔した。入ると、華やかなロビーと苔の緑が美しい日本庭園を眺められるラウンジと舌切り雀にでてくるおじいさんと、舌切り雀娘像が出迎えてくれる。
 大型旅館で、岩風呂、樽風呂、庭園風呂と露天風呂を楽しめ、大中小の宴会場、レストラン、スナック、ラーメンコーナー、小物やお土産ものが充実した売店、広く苔の緑が美しい日本庭園を眺めながら頂く珈琲は別格なラウンジ、エステ、マッサージ、夏季限定プール、ペットリーム(専用ケージ)と、そして暖かく素敵な女将。

津田(左)石井社長(真ん中)女将(右)と記念写真
津田(左)石井社長(真ん中)女将(右)と記念写真

舌切り雀のショー
舌切り雀のショー

帰るお客様に見えなくなるまで見送る女将の方たち
帰るお客様に見えなくなるまで見送る女将の方たち

 寛ぎご満悦の石井社長。アワビやステーキなど舌つづみしながら想いを語っていただいた。
 「軽井沢や高崎の間にある磯部温泉は、実にお忍びや癒される温泉地であり遊びができる場所として重宝されている。とくに昔から変わらないおもてなしの心でお客様へ接するこの舌切り雀のお宿ガーデンはオンリーワン宿だと思います。その人の後ろに看板がある。看板を越えた繋がりが、その人ありと言われる人。流されない心意気、それこそが流儀であり、一流の証なのでないでしょうか。人であり、旅館であり、温泉であり、観光業界であり、その中の一役を担っていることが嬉しいですし、ずっと応援していきたいですね」