オフィス R−reco

≪旅スマ2対談≫ 散策編

第9回『浦和とうなぎ』 

〜株式会社旅行新聞新社・代表取締役石井貞徳氏と
          トラベルキャスター&旅スマ津田令子〜

浦和うなこちゃんと一緒に
浦和うなこちゃんと一緒に

「日本の食文化にうなぎはかかせないでしょう。古くは万葉集に登場しますよ」と石井社長。夏バテにかかせない食材でもある。高タンパク質でふっくらとした身、甘だれのご飯は食が進む。白焼きやひつまぶしも人気だが、はやり蒲焼きのうな重は格別だといえる。
浦和は江戸時代のころ、中山道浦和宿からやや離れた場所にウナギのとれる沼地(別所沼、上谷沼)があり、旅人に提供していたことから、うなぎの蒲焼発祥の地と言われている。2002年より「浦和うなぎまつり」が開かれて毎年賑わいをみせている。2008年5月に浦和駅西口にうなこちゃんの石造を作成し浦和のシンボルとなっている。
 なぜ、こんなにもうなぎが愛されるのか。「やはり、根強く日本の食文化に結びついているからでしょうね。昨今では養殖うなぎも盛んです。天然のうなぎ資源は減少している。養殖しなければうなぎは食べられない。日本の食文化であるうなぎを食べられなくなるは嫌ですよ。小島屋さんはうなぎの食べ方や食文化の伝統をそのまま変わらず提供している数少ないうなぎ屋さんです。粋なんです」と仰る。日本の食文化であるうなぎ。伝統を受け継ぎ継承していく大変さは計り知れない。その中でも浦和の江戸時代から続く老舗のうなぎ屋、「小島屋」は一線をかしている。備長炭で一串、一串丁寧に仕上げている。炭火でパリッと香ばしく焼き上げた大ぶりの蒲焼は肉厚で口からこぼれんばかり。生きたうなぎをその日にさばき、その日中に提供するスタイル。うなぎ自体が新鮮なのである。150年の歴史を誇る、ここ小島屋でしか食べられないうなぎである。
「自慢するでもなく、もくもくと仕事をこなす。粋な職人とは多くを語らない。「旨い」というお客の感嘆の声を聞いて微笑む、そんな光景を思い起こすような雰囲気なんですよ。またそれがいいじゃないですか。粋な日本。そんな心意気を持ち続けたいですね」と言いながら小島屋を後にした。



★今回の対談会場は・・・


小島屋 
松うなぎ重 3750円(税込)

電話番号 048−882−1382
住所 〒336−0015 埼玉県さいたま市南区太田窪2166
アクセス JR京浜東北線又は、JR武蔵野線の南浦和駅 東口に出て、南浦和大通りを東へ 徒歩で約18分。
タクシーで5分 タクシーの運転手さんに、店名を言ってもらえれば、わかります
営業時間 平日昼の11時〜15時 夜の部17時〜19時30分(21時 閉店)
     土曜 日曜 祭日(休憩時間なし)11時〜19時30分(21時 閉店)

 定休日 毎週月曜日 月曜日が祭日の場合翌日になります

★近くには・・・

① 浦和駅西口 うなこちゃん
埼玉県さいたま市浦和区のマスコットキャラクターである。やなせたかしの作で、さいたま観光大使である。すみか - 埼玉県さいたま市にある川や沼
会える場所 - うなぎまつり(毎年5月下旬)
好きな食べ物 - うな重、肝焼き、肝吸い、うな丼、ひつまぶしなど
すきなこと - 水泳とおまつり

② シュークダール
コンクリートの外観でお洒落ンケーキ屋さん。フランスの歴史と伝統に培われたパリの一流菓子の味を忠実に再現したお菓子は、1つ1つが鮮明な深い味わいの本格派。シュークルダールとは「砂糖の芸術」。砂糖がおりなす究極の芸術を楽しんでもらいたいと店名にしている。選りすぐりの紅茶も楽しめ優雅なアフタヌーンティーを味わえる。
電話番号  048-822-3070 
住所  〒330-0062 埼玉県さいたま市浦和区仲町2-11-14
営業時間  10:00〜19:30(第1・3水曜日(祝祭日の場合は営業)休)

※この旅スマ2対談は年に数回更新される予定です




うなぎ小島屋にて
うなぎ小島屋にて

浦和観光案内所
浦和観光案内所